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言語についてベーシックイングリッシュを通して考える

「はじめに」
ベーシックイングリッシュとは850文字で英語と同等の意味表現ができる体系である。
この記事はその簡単な言語の重要な機能を通して言語とは何かについて考えようというものである。
他の機能語、具体名詞、形容詞、抽象名詞の約半分については説明の必要が無いと判断したので省略した。

「文法について」

英語では前の単語が後ろの単語を含む。(ちなみに日本語では逆である)
この根本的な働きが文を一体のものとしている。

「動詞について」

作る make
保つ keep

何が何を何へ(Aが視点、Bが目的、Cはその他。)
go (A)→(A)→(B)
send (A)→(B)→(C)
give (A)→(C)→(B)
come (B)→(B)→(A) なぜかBが主語。
get (C)→(B)→(A)
do (A)→(A)→(()()())
let (A)→(B)→(()()())

アクターの内側 take → have → put
メッセージ say → see
一致 be
部分一致 seem

「単語について」
単語は定義できるものとできないものに分けられるが、この定義できる単語とは丸と矢印と定義できない単語で図解される単語である。

「基礎的なもの」

existenceが丸、changeが矢印である。
この矢印の内「()”→”()→()」の部分がactである。
丸の中に丸がある時、外側はgroup。groupの内側はfield。
groupの中のexistenceがaccount、changeがbehavior。
existenceやgroupなどは線だけだが、thingは中身も含む。

birth death
join division
copy

mass
relation(connectionは視覚的な単語で線で結ぶことである。紙の上では部分的に共通している事などを表したりするが概念的ではないように思える。)

thought attention(thoughtの割り当て) industry(勤勉、ギリギリまでCPUパワーを使う事である) rest(休憩)
memory

decision

impulse reaction

「構造」

structure(relationは個と個の間にあるものだがstructureはその個も含める。) form(structureの内、動きについてのもの) system(formの内、分岐するもの)
bit part(丸で括れるbit)

organization(アクターによるstructure) work education(仕事を教える) trouble
danger(troubleが起きる確率) credit doubt quality(成否がクッキリ分かれるdangerでなく量的な基準である。)

expansion growth development(expansion+growth)

「集合的アクター」
言語においてどのように帰納されるか演繹されるかは描かれない。過程を抜かした前提と結果が描かれるのみである。

judge(他者への価値判断)
respect(個からの尊重) authority(全体からの尊重)
committee(集合的な選択の主体)
debt(恩) reward(恩を返す)
representative(インターフェイス用の個)

「目的」
ここでは目的を¥で表す。

cause base(causeな部分) effect(cause~)
purpose(¥) process(cause~¥)
attempt(¥を目指したact) error(¥に行かないattempt) adjustment(→¥可能に)
need(目的に必要) desire(人間は欲の対象と目的を分ける必要があったらしい) interest(知識欲)
use(真ん中に挟むこと) digestion(消費、組みこんでしまう)
operation(フォームを思い通りに) control(システムを思い通りに)
condition(目的の達成を尺度にした上での状態)

attraction(他者にとっての¥) advertisement(attractionを知らせる) request
fight(目的が競合してどちらも譲らない時に起きる) peace competition(競争、図としては競走が分かりやすい) destruction(破壊、成立条件が完全に失われる事である) attack damage
care comfort(負担を減らす) support guide help
company(同じ¥を目指すgroup) government(管理)
harmony(複数の並行した力が新しいものを作り出す)

「知識」
アクターも言語を使うという前提である。sayとsee

name knowledge
experience(原体験)
substance(要旨) detail
tendency(傾向)
theory(美的感覚などから抽出されるもの、一般的に言える) example(theoryを踏まえてその一例) fact(セオリーを踏まえない) news(factの内、新しいもの)
observation(観察) hearing discovery(発見)
test
design invention(発明、動きについてのデザイン) idea(発明の内、単体の機能)

「知識や物の移動」
question answer
teaching learning expert(比較的学習した)
move transport(誰かによって) porter distribution(複数へ)

「集会」
meeting
discussion statement agreement
argument(集団の目的を左右する) opinion approval(賛成) protest(反対の意見) belief(自分の中の) suggestion(opinion — belief)

「時系列」
stage time hour
chance
event
start end stop

「市場」
trade(職業,商売) exchange(交換) value(価値) price market property(所有)

「程度」
degree(程度) force balance limit measure unit

「文章について」

文章におけるそれぞれの文はその前の文(大体は直前の文)の何かの言い換えのようなものを含まなければならない。
文の部分あるいは全体と、その前の文の部分あるいは全体が、イコールか、含んだり含まれたりする関係でなければならない。