昔から人間は世界を悪い風に認識してきた。それは西洋東洋問わずだ。
キリスト教は神が人間のために作ったんだから殺しても良いんだ、神が言ってることなんだと説明した。仏教は輪廻から抜け出すことが良いことだとした。
それを今の人間は自分が幸せだからと世界自体も祝福されたものだと錯覚している。
自然界は何も変わってないのだからそれは間違いなのだ。
確かに世界は美しいかもしれない。拷問が美しいのと同じだ。原爆が美しいのと同じだ。しかしだからといって肯定はしないでもらいたい。
僕達がそう感じるように、悲しみこそが本質なのだ。