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関係を記述する方法としてのベーシック・イングリッシュ3

目次

https://medium.com/@0h0n0/e3e429688456 (最初のページ)
はじめに『この文章について、フローチャートの重要性について』
第一章『関係を記述する方法としての「基準」とその基準からの「指定」』
第二章『集合論』
第三章『フローチャート』
https://medium.com/@0h0n0/520dcc8c4cd7 (前のページ)
第四章『集合論+フローチャート』
https://medium.com/@0h0n0/408a2d035205(このページ)
第五章『情報』
第六章『目的』
第七章『アクター』
第八章『アクターの行為』
第九章『社会』
おわりに『この研究の不完全さについて、エクセルの使い方について』
付録『本文に掲載されていない単語一覧』

第五章『情報』

※この現実世界にとってはゲームは情報だし、そのゲームの中にもゲーム内情報があったりする。
情報とは、何かを基準にした時の、他の集合論やフローチャートを意味しているのではないか。
ゲームにとってのこの現実世界は情報では無い気もするが、それはこの世界がゲームの必要条件になっているからだろう、つまり集合論的に内包している。
この世界を基準にすれば思考は情報だし、自分を基準にすればこの世界は情報だ。
(ゲームの例で示したように、現実には有限性、つまりコピーの制限は必ずしも必要では無い。例えば時間を基準にしたとして、その時間に載ってくれれば良い。)

※情報をそう定義した時の基準。ornament(装飾)にも実質を基準に実質では無いものというような意味が入り込んでいるのではないか、ornamentは情報で無く存在だけども。

substance
ornament

※factは現実についての情報を意味している。fictionは物語なので対義語では無い。

fact

※aboutは現実の何かの要素としてある情報。exampleは情報の要素としてある現実の何か。

about
example

※markは(→情報)という感じなのではないか。recordを付ける、あるいは「mark him」など。signは(情報→)という感じで、情報が何かを指し示している。

※本当にwritingはmarking textなんだろうか?違う気がする。あの方向が変化の方向ならrecordを付けるということになるだろうし、位置の方向なら情報として追うということになる気がするが。分からない。

mark
sign

「疑問」

※何かを基準に他の集合論やフローチャートを扱わなければ、疑問ということはあり得ないのではないか。必ずしもアクターである必要は無い。

who
how
why
where
when

※questionは明らかにしようとする方向や流れや動き。

question
answer

※「トムは林檎屋?」など集合論に対してはyesやno。equalは完全一致で、sameは同じ集合に入っている。rightは方向で、trueは条件ではないか。evenはorderにおける同じではないか。

yes
no
equal
same
different
right
wrong
true
false
even
good
bad

※何となく同じ

like

※基準のある問いと、その基準。

comparison
measure

※asはequalやsameで無く、「matchしている」という感じかもしれない。

as
than

「情報の小分類」

argument
design
fiction
flag
history
idea
knowledge
language
law
map
name
news
number
prose
science
story
theory
word

第六章『目的』

※行為としてルールでなく方向を変えたりする時に、何か一つの地点に向かったりできる。その向かう地点が目的だ。

※ある地点から別の地点を指定する時に、方向と距離の二つで指定することができる。desire(欲求)は言うならば目的版のその距離のようなもので、何かに向かう時にどの程度の強さで向かうかだ。
needは条件としてのdesire。readyは必要条件は満たしていても準備はできていないということがあるので、その時に使う。
wellは目的にmatchする流れを意味している。

purpose
desire
well
need
ready
necessary
enough

※依存元も依存先もアクターに限らない。目的へのフローの中での必要条件(necessary)と、それ自体が必要なのは違う。

dependent

※指定対象が法則(rule)としてどれだけ目的にmatchするかがvalue。法則として目的にmatchするのがprofitではないか。

value
profit

※目的があったとして、どれだけ目指すかがserious(真面目さ)。これはどれだけ目的とするかのdesireとは違う。ちなみにアクターじゃなくてもseriousはある。

serious

「言い換え可能単語」

interest

「豊かさ」

※目的を基準とした上での条件の程度の指定。

fertile
poor

※ただ失うのがloss、これには対義語があっても良いかもしれない。使って失うのがdigestion(消費)、消費してしかも無駄になるのがwaste。

loss
digestion
waste

※動いて失うのがdigestionだとしたら、動かないことで得るのがrest。tiredは感情という区分になるはずで、本当はいらない。

rest
(tired)

※必要条件が失われるのがdamage。プログラムにもdamageはある。delicateがあるならtoughがあっても良いかもしれない。damageの許容範囲が多いか少ないか。

damage
delicate
insurance

「精度」

※目的にmatchする程度

quality
(smooth),(rough),(polish)など
noise

「不確実性」

※前提を基準にした上での複数の方向の程度の指定。

※確率的な不確実性が高い・低い。clearは不確実性が減るという意味だと思ってここに置いたが、違う気もする。

doubt
certain
clear

※hopeには対義語があっても良いかもしれない

possible
hope
danger
safe

※複数の方向が無ければerrorも無い

error
trouble

※複数の内の一つを指定

if

「言い換え可能単語」

able

「補助」

※基準が他へ動く

help
care
comfort
guide
lead
support

※他が基準へ動く

please

「競合」

※どちらかが目的に達すると他は達せないということがある。その上で相手を攻撃するのがfight。

competition
fight
war
peace

第七章『アクター』

person

※selfは基準にとって目的だとかがある中での基準自体の指定を意味する。

self
purpose

※Iはselfと違い、発話者に限定される。

I
you
he

「精神」

※議論が分かれる所だろうが、mindは認識だとか精神活動全般を表すようなニュアンスを持った単語らしいので、分析の対象外とはしなかった。

mind
sense
memory
experience

※原理的に分からない状況での予想などについての単語群

belief

※ただ分からないフローでは無いのでおそらく情報では無いだろうし、確率的に分からないわけでも無い。trickはルール、suddenはrhythmに対応しているのではないか。

trick
sudden

「アクターのパーツ小分類」

※bodyはchief

arm
body
brain
ear
eye
foot
hand
head

第八章『アクターの行為』

※本当はこれこそただの行為だと思うのだが、アクターで無い行為を表す言葉が無い。

automatic

※以下「アクター 何→何」で、「どのアクターが、何を、何へ」。

produce 基準 指定→
present 基準 →指定

※妨害しないとかの具体的な行動では無くて、意思の関係の記述なのだろう。追認。

let
do
基準 基準→
go 基準 基準→
come 指定 指定→基準

※おそらく基準と指定を入れ替えることで全通りを網羅できるようになっている。

get その他 指定→基準
give 基準 その他→指定
send 基準 指定→その他

※内外への動き

take
have
put

※情報の内外

see
seem
say

※存在について

make
be
keep

※不確実性と未来を意味する

may
will

第九章『社会』

society

※確実性が高いという合意。役割や政治など、全般に当てはまる。

credit

「役割」
※目的の達成を基準にした組織化

work
expert

※役割としてのchiefは役割の中でのメイン

chief
manager
porter
representative
secretary

※industryはorderに近い気がする

industry

「政治」
※政治は自分たちへの決定権への合意

government

※個人をauthorityにmatchさせていくのがrespect。個人の利害を社会の利害にmatchさせていくのがresponsible。

respect
responsible
authority
committee
debt
reward
crime
punishment

※lawはruleへの合意

law
judge

※構成員の豊かさを組織に移動させる。門を通ったらだとか、一年に一回だとか、条件が設けられていることが多い。

tax

※companyとarmyはどこなんだろうか。社会というより集合的アクターという感じだけども。

company
army

「経済」
※経済はthingへの決定権への合意。交換は、合意の元での決定権のお互いへの移動。

owner
property
trade
market
servant

※それぞれにとっての交換の最適化で相場が定まる。相場が定まれば何でも貨幣になる。

money
price
payment

※協力についての情報。もしかしたら役割かもしれない。

advertisement 「自分の行為→他者の目的」で自分の行為が先にある
offer 「他者の行為→自分の目的」で他者の行為が先にある
request 「他者の行為→自分の目的」で自分の目的が先にある。

「情報」
education
teaching
learning

※meetingはただ会って情報を交換するだけ。discussionは相互作用がある。

meeting
discussion
statement
agreement
opinion
approval

おわりに『この研究の不完全さについて、エクセルの使い方について』

この研究は、論理的にはじき出されたものというより、実際に使われていたベーシックイングリッシュで似たような単語を寄せ集めて、目次のように区分して、その区分の意味を考察しただけのものだ。
だから研究をしている最中は、新しい単語が加わるたびにグニャグニャと理論や全体像が姿を変えていったし、また新しい単語が加わったら、また姿を変えていくような気がしている。
そういう研究を書き表すべきかは分からないが、基準と指定など有用な概念はあるし、一年と七ヶ月ほど続けて疲れたし、ちょうど区切りも付いたので、死蔵させずに書き表すことにした。
自然言語処理において、自然言語における関係の指定方法を考える時に、細部は間違っていてもそこそこ有用な概念は残せたと思うし、少なくともたたき台として機能するだろうし使われていく内に、その実用の中で完全なものになってくれるだろうと考えている。

もしまた自分がベーシックイングリッシュの研究をすることになったら、最初からエクセル(googleスプレッドシート)を使うだろうし、もし他の人がやるならその人にも勧める。
850語の処理は大変だし、自然言語は複数の分類にまたがった単語が多すぎる。
まずどこかから単語リストをコピペしてきて、多少整えた後にスクリプトで、1列目に再び整列するための単語番号、2列目に単語をコピーして、固定機能で左に2列を固定する。
一番上の行は開けておいて、固定して、新しい分類の単語が出てくるたびにその単語をコピペして、似たような単語が溜まってきた所でその列の名前を考えて書き換える。
範囲選択してチェックボックスを挿入して、その列に当てはまると感じるたびにチェックしていく。
850語が終わったら、その列の分類で整列して、そのままコピーして別のシートに貼り付けて、また分類する。
そういう風に分類すれば、また違った概念が出てくるんじゃないかという気がしてならない。

付録『本文に掲載されていない単語一覧』

acid
air
angle
angry
animal
ant
apple
arch
awake
baby
bag
ball
band
basin
basket
bath
beautiful
bed
bee
bell
berry
bird
bite
bitter
black
blade
blood
blue
boat
boiling
bone
book
boot
bottle
box
boy
brass
bread
brick
bridge
bright
brother
brown
brush
bucket
bulb
burn
butter
cake
camera
card
cat
chalk
cheap
cheese
chemical
chest
chin
church
circle
clean
cloth
cloud
coal
coat
cold
collar
color
comb
cook
copper
cork
cotton
cough
country
cow
cruel
cry
cup
curtain
dark
daughter
day
dear
dirty
disease
disgust
dog
drawer
dress
drink
drop
dry
dust
ear
earth
east
edge
egg
elastic
electric
face
fall
family
fat
father
fear
feather
female
finger
fire
fish
flame
flat
flight
floor
flower
fly
food
fowl
friend
fruit
garden
girl
glass
glove
goat
gold
grain
grass
green
grey
gun
hair
hammer
hanging
happy
hard
hat
hate
healthy
heart
heat
hook
horn
horse
hour
house
humor
ice
ill
ink
insect
iron
island
jelly
jewel
journey
jump
kettle
kick
kiss
knee
knife
knot
land
laugh
leaf
leather
left
leg
light
linen
lip
love
male
man
married
material
meal
meat
metal
milk
minute
mist
monkey
month
moon
morning
mother
mountain
mouth
muscle
music
nail
nation
neck
needle
nerve
night
north
nose
nut
oil
orange
oven
page
pain
paint
paper
parcel
pen
pencil
physical
picture
pig
pin
plane
plate
pleasure
plough
pocket
poison
pot
potato
powder
pump
rain
rat
ray
receipt
red
regret
religion
rice
ring
river
rod
roll
roof
rub
run
sad
sail
salt
sand
scissors
screw
sea
sex
shade
shame
sharp
sheep
shelf
ship
shirt
shoe
silk
silver
sister
skin
skirt
sky
sleep
slope
smell
smile
smoke
snake
sneeze
snow
soap
sock
soft
solid
son
song
sound
soup
south
spade
sponge
spoon
square
star
steam
steel
stick
sticky
stiff
stitch
stocking
stomach
stone
street
sugar
summer
sun
surprise
sweet
swim
table
tail
taste
throat
thumb
thunder
tin
toe
tomorrow
tongue
tooth
town
tray
trousers
twist
umbrella
verse
violent
walk
wall
warm
wash
watch
water
wave
wax
weather
week
west
wet
wheel
whip
whistle
white
wind
window
wine
wing
winter
woman
wood
wool
worm
wound
year
yellow
yesterday
young