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子供を産まないことに対するやましさ

「どくさいスイッチ」っていうドラえもんの話を知ってますか?
「どくさいスイッチ」とは、指定した人をいなかったことにしてしまう秘密道具です。
結局それは独裁者を懲らしめるための道具で、最後は元に戻してハッピーエンドなのですが、私は読み終わってもモヤモヤしたままでした。
それが私の子供を産まないことに対するやましさを具体化していたからです。

私は子供を産まないという選択をし続けています。いえ、彼女もいないのですが、そんなのは作ろうと必死になれば作れるものだと思います。
それで私はその子供がいないパラレルワールドを常に生きているのです。
「どくさいスイッチ」もそうですよね。
「どくさいスイッチ」というのは、その人をいなかったことにする秘密道具で、つまり過去をその人が産まれなかったifまで遡り、別のパラレルワールドを生きる道具です。
私は「どくさいスイッチ」でやましさを感じるように、産まないことによってやましさを感じるのです。

もちろん世界の人口は増加傾向にあって、食糧問題も深刻化しています。
私はだから良いんだと思っていますが、何か悪い気がしてならないです。