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ベーシックインカムの必要性と可能性

これから人はどんどん余ってくる。
人間に必要な物は限られているのに対して、生産性はどんどん高まっていく一方だからだ。
また労働内容はどんどん高度になっていく。高度じゃない仕事は機械にやらせればいいからだ。
すると高度な労働ができるエリートに富が集まってくる。結果経済の停滞が起きる。

ここで必要なのはエリートからお金を取り、底辺に再分配する仕組みだ。
一般的なベーシックインカムに対する批判は予算に対するものだが、予算が足りないのは当たり前で、むしろBIは予算を用意する所から必要なのである。

富が集まるエリートから税金を取ろうとすると他国に逃げられる。
つまり国際的な競争が問題で、これさえ何とかすれば、BIは実現し得る。
私が思うにそれは簡単で、国際的に最低所得税率などを決めてしまえば良いのだ。

この国際的な競争が規制されてないという状況は解決すべきだと思うし、実際もうすぐ解決されるんじゃないかと思う。
だから私はあんまり悲観しなくてもいいのかなと思ってる。

追記: 「福祉をベーシックインカムに置き換えてはいけない理由」(http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/18375)という記事を見て思ったのだけど、やはりお金を稼げないお年寄りに必要な分が配られなかったり、医療や障害福祉が無くなってしまうのはフェアじゃないと思う。将来的にはこの記事と同じようにに、今までの福祉を部分的に残しながらベーシックインカムを配るという事になるのだと思う。私は今、皆が未来に悪いイメージを持ってるのは国際的な低税率競争にさらされてるからだと思ってベーシックインカム的なものを支持した。だから福祉が無くなることで総じて不幸になっては意味が無いと思う。その前提は心に留めておきたい。