今回「なぜ人を殺してはいけないのか」というお題を貰いました。ネタに困っていたので本当に嬉しいですｗ
以下が自分なりに出した答えです。
「なぜ」と聞かれるときには因果を聞かれているんだと思う。
人を殺してはいけない因果とは何だろう？
それは自然科学的な理由ではなく、人間の欲望やそれから成り立つ社会の理由だろうと思う。
私は直感的に、人を殺してはいけないのは悪いからだ、と思いました。
そしてその他にどんな理由を思いついても、私にとっては嘘だと思ったのです。
では悪とは何か？
最近よく言われる説では、ミラーニューロンという相手のことを自分のように感じる神経が正義の大元なんじゃないか、との事です。
しかし私はこれは違うと思いました。誰かが攻撃されてるのを見た時、私は当事者として反撃を考える以上のものを感じているからです。
また歴史を見ていくと「人を殺してはいけない」というのは絶対じゃないと思えてきます。
現代を見ても、人間は仲間じゃないものには冷酷であるように見えます。
思うに私の感情というのは群れの一員としてのものだったのかもしれません。
西洋では宗教が道徳の前提だと思われていると聞いたことがありますが、これも神を群れのボスと考えるとシックリくるような気がします。
おそらく群れの一員としての感情が無いような群れは絶滅していったのでしょう。
仲間を殺すような群れ、仲間を殺されたのにほっとくような群れ、そして敵を殺さない群れ。
自然とは無慈悲ですね。殺してはいけないという感情が特別なもので、それも「仲間は」というカッコが付いてしまうのです。
私が肉を食わないのも、動物も仲間だと考えてるからでしかないのでしょう。
そんな自然の動物たちは仲間なんですかね？