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ニートであることは恥ずかしいことなんかじゃない

題名を見て恥ずかしいと思った人もいると思う。
でもこれが「穢多非人であることは恥ずかしいことなんかじゃない」、「黒人であることは恥ずかしいことなんかじゃない」、「イエローであることは恥ずかしいことなんかじゃない」、「底辺であることは恥ずかしいことなんかじゃない」 だったらどうだろう。
ニートの後に(笑)が付くような、私も抱くこの感情が差別なんだと思う。教室で行われるようないじめの本質なんだと思う。
これからなぜニートは恥ずかしくないのかについて書く。

なぜニートは働かないのか。空白期間ができると不利になる。そうなると普通はもうまともな職には就けない。それなのに働かない。なぜか。
別に親がいつまでも生き続ける保証はない。生活保護だって貰えないというのが定説だ。もし貰える希望があってもそれは危険な賭けだと思う。
だから働いた上で生きたほうが良いと考える普通の人ならそんなことはしない。
ニートが働かないのは働いた上で生きた方が良いとは思えないからだ。

世の中には2種類の人間、人種がいると思う。
生きるのが幸せな人間と、確率的に生まれる生きるのが幸せじゃない人間だ。
幸せな人間は人間を増やそうとする。そのとき確率的に生まれる幸せじゃない人間は確率的に犠牲になる。
死ぬのは皆怖い。だからニートは死と強制的な労働の間に挟まれることになる。
ニートは本質的に差別された、抑圧された種族だと思う。だけど一般人はそんなことは意識しない。

ニートは恥ずかしくなんてない。でも一般人はニートの後ろに(笑)を付け続ける。
一般人はニートと自分の間に線を引く。
であれば私たちにも何かできないだろうか。生きること自体に逆らうような何かを。